2005年9月6日(火)「しんぶん赤旗」

看護ステーション訪問

志位委員長 制度実態・要望聞く


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ヘルパーやケアマネジャーらの話を聞く志位和夫委員長(左端)=5日、東京

 日本共産党の志位和夫委員長は五日、東京都内の訪問看護ステーションを訪れ、ホームヘルパーやケアマネジャー、看護ステーション所長らと懇談し、介護保険制度の実態や政治への要望などを聞きました。

 特別養護老人ホームなどの入居費などを平均三十九万円も値上げする改悪介護保険法が今年十月に施行となるなど、介護保険制度は、利用者、その家族らに大きな負担を強いています。

 この日の懇談でも介護関係者から「通所リハビリは十月から昼食代が自己負担」「ヘルパーの回数を減らして、詐欺にあったり、転倒しても気づかれなかったりするケースも」と切実な訴えが相次ぎました。

 「利用者が希望をもてる介護保険制度にすることが一番大事ですね」と志位氏。「介護保険の国庫負担を現行の25%から30%に早急に戻すべきです。介護の現場の人たちだけでなく、自治体も要望している。これが問題を解決する上での一歩となる」とのべ、「ほんとうにそうですね。がんばってください」とエールを受けました。