2005年8月27日付「しんぶん赤旗」南関東版に掲載

志位委員長、浅野比例候補 訴えに足止める市民

“銀行のために国民圧迫”

“今回は共産党も選択肢”

千葉駅前


 日本共産党の志位和夫委員長は二十六日、比例南関東ブロック候補の浅野ふみ子候補とともに街頭演説し、「たしかな野党、日本共産党を大きく伸ばしてください」と訴えました。

 JR千葉駅前クリスタルドーム前は、演説が始まると、勤め帰りや買い物途中の市民が次々と足をとめ、聴衆は約九百人に。志位氏は、野党として二つの仕事―「小泉内閣の『改革』の名による国民いじめの政治と真っ向から対決すること」と「自民、民主の『二大政党』が進める、庶民大増税と憲法改悪に立ち向かう」ことに全力をあげる決意をのべると、聴衆から「頑張れ」の声が飛びました。

 浅野候補は、「日本の社会が『勝ち組』『負け組』の弱肉強食の社会がひどくなっている」と指摘。もうけのために正社員を派遣やフリーターなどの不安定雇用におきかえる大企業や、リストラすれば補助金を出す産業再生法を進めた「二大政党」を批判し、「青年やだれもが人間らしく働ける政治に切り替えるため全力をあげます」と力強く訴えました。

 佐々木ゆうき小選挙区千葉1区候補、佐藤けん同2区候補、金野光政同3区候補、小倉忠平同9区候補が、それぞれ決意をのべました。

 バス停近くで聞いていた市内在住の会社員(38)は「大変わかりやすい話でした。実現に向けて頑張ってください」と話し、買い物帰りの女性(51)=市原市=は「税金をつぎ込んで、銀行のために国民を圧迫しているという話などまともな政策だと思った。いままで自民党でしたが、今回は共産党も選択肢」と語りました。

 同場所では、直後に公明党が宣伝を始めるなど総選挙へ向けた動きは激しさを増しています。