2005年9月17日付「しんぶん赤旗」首都圏版に掲載

力合わせ情勢切り開こう

総選挙うけ志位委員長が決意

神奈川、千葉

労組、民主団体を訪問


 日本共産党の志位和夫委員長は十六日、神奈川、千葉両県の労働組合、民主団体や党後援会を訪問し、総選挙の結果と選挙後の情勢などについて報告するとともに、「引き続き、みなさんの要求を国会に届ける役割を果たしたい」と決意を語りました。

 比例南関東ブロック候補として健闘した大森猛、浅野史子、笠木隆の各氏と、はたの君枝前参院議員(参院神奈川補選候補)、小池潔神奈川県委員長・南関東ブロック責任者、谷ケ崎温千葉県委員長が同行しました。

 志位氏は、「今回の総選挙は、小泉首相が奇襲的に仕掛け突風が吹くなか、九議席を確保できたことは善戦健闘です」と振り返り、選挙直後から小泉内閣の閣僚から増税や憲法改悪の発言が相次ぎ、今後の国政の熱い焦点になると指摘。「まちがった政治に対決するたしかな足場をもった日本共産党とみなさんの運動が結べば、面白い情勢が切り開けます」とのべ、各会場で一人ひとりと握手を交わしました。

 各団体の代表からは、「大銀行が中小業者に貸し渋りや高金利を押し付けるなか、さらに消費税増税では営業が持たない」(千商連)、「建設労働者のアスベストによる健康不安が高い。国の対策を強めてほしい」(神奈川土建、神建連)などの要望が出されました。

 新婦人神奈川県本部の拡大県本部委員会の会場を訪問すると、約百人の会員が拍手で迎え、切実な要求も寄せられました。新婦人内後援会員の石川絹子さん(58)は「大森さんの議席回復ができず残念でしたが、選挙後に出てきた増税と憲法改悪をやめさせる草の根の運動を続けたい」と話しました。

 同会場では、畑野前参院議員が参院補欠選挙にのぞむ決意をのべ、参加者から大きな拍手をうけました。

 訪問先では、総選挙で奮闘した党後援会員も「街頭で『たしかな野党』と宣伝したら、近くの特定郵便局長が飛び出してくるなど変化を感じた」(千葉県建設後援会)などの感想を寄せました。

 志位氏らが同日訪問した団体は次の通りです。

 (千葉県)新婦人県本部、千葉民医連、千葉土建本部、千商連

 (神奈川県)神建連、神奈川土建、神商連、新婦人県本部、神奈川民医連、横浜市従本部、神奈川労連、神奈川県職労