2005年8月31日(水)「しんぶん赤旗」

たしかな野党・日本共産党の前進を

志位委員長が訴え 東京


 志位氏は、東京・池袋駅東口で、日本共産党を伸ばすことが国民にとってどういう値打ちをもつかを四つの角度から訴えました。

 第一は、小泉・自公政権が、「改革」の名でおしつけている国民いじめ・財界応援の政治に真っ向から対決して、暮らしをまもるもっとも確かな力となることです。志位氏は、小泉首相が唯一の争点だとする郵政民営化も、「同じ流れのなかでもちあがっていること」であると解明。うそとごまかしで民営化をおしつけようとする首相が、“郵政民営化で景気も年金も外交までよくなる”という荒唐無稽(むけい)な説明をしていることを痛烈に批判すると、「そうだ」というかけ声が飛びました。

 第二は、自民、民主の「二大政党」が、いっしょになってすすめている間違った政治に、国民の声を代弁してたちむかうかけがえのない議席だということです。庶民大増税、九条改憲――選挙後に待ち受ける二大悪政。志位氏は「自民・公明、民主の増税連合にけっして負けられない」「憲法まもれの願いは日本共産党に託してください」と呼びかけ。真剣な訴えに、多くの人が足を止め、聞き入りました。

 第三は、野党であっても、国民の切実な要求を国政にとどける懸け橋として大きな働きをしてきたことです。サービス残業の根絶、介護保険の負担軽減、三十人学級へ向けた前進??衆院に九議席という力でも、国民のたたかいと結んでこれだけの大きな仕事をしてきたことを紹介しました。

 第四は、野党であっても、道理にたった自主外交で、アジアと世界に働きかけてきたことです。志位氏が、イラク戦争反対の国際的共同をすすめ、小泉首相の靖国神社参拝問題では打開に向けて尽力したとりくみを紹介し、大きな拍手がわきおこりました。

 志位氏は同日、神奈川・川崎市、愛知・名古屋市で街頭演説。「たしかな野党・日本共産党が伸びてこそ、日本の政治に新しい展望が開かれます。この党の前進に日本の政治の未来がかかっています」と訴え、熱い共感の輪をひろげました。