2005年7月3日付「しんぶん赤旗」東京版に掲載

“増税反対、福祉守れ”の声 共産党へ

志位、市田氏各都議候補 最後の訴えに共感

負担増の自、公、民主は許せない


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志位委員長の訴えに拍手を送る人たち=2日、北区

 日本共産党の志位和夫委員長、市田忠義書記局長、都議候補の最後の訴えに共感が広がりました。

お年寄り大事に

 品川区在住の井上勝代さん(67)は志位氏の訴えを聞いて、「マル福(老人医療費助成)の縮小・廃止には怒り心頭です。私も受けられなくなりました。一年間に百二十万円の年金だけで暮らしているのに、これから医療費や税金をどれだけ取られるのか…。本当につらい。都政はもっと年寄りを大事にしなさい。自民、公明、民主、ネットは許せない」と話しました。

 保育士をしている中村民子さん(34)=葛飾区水元=は「都が子どものためにお金を使わない中で、いまどんどん保育所職員のボーナスや給料が削られています。民主党は、都が出している認可保育所への補助金を廃止するというけど、ちょっとひどすぎる。共産党が言うようにもっと福祉や子どもに力を注いでほしい」と語ります。

都民をだますな

 「雇用のルールづくりを訴える共産党に共感します」というのは葛飾区東金町にすむ女性(29)。「夫は契約社員として六年間働いた会社を三月に辞めました。ひどい働かされ方をしても給料はあがらないし、残業代もでなかったんです。次の仕事も見つかっていません」と言いました。

 墨田区の矢代剛士さん(25)は「自民、民主、公明、ネットは自分たちが福祉を切り捨てたくせに、充実させたみたいなことを言っている。増税すべきと言っておいて、反対しているように見せるのも許せません。都民をだまして選挙をしないで、正々堂々とやるべきです」と憤りました。

 「母が特養ホームに入っていますが、最近は値上げの話ばかりで…」という女性(50)=台東区矢中=は「共産党が『一番大事なのは福祉』と言うのは、その通り。都民に我慢させておいて、豪華海外視察を続けるような政党には都政を任せられません」と語りました。

自民党だったが

 豊島区内で居酒屋を営む女性(63)は「年金が減ったと、夫がぼやいているわよ。以前は、自民党に(票を)入れていたけど、(サラリーマン)増税の話や医療費の負担が増えるばかりの世の中だから、福祉を守るという共産党に入れることにしたわ。店のお客にも共産党に入れてと、話しているのよ。ぜひ、がんばってほしいわね」

生きていけない

 武蔵村山市で市田氏の演説を聞いていた清沢葉子さん(62)は「高齢者のためのサークルで、受け取る年金の話になりますが、ほとんどの人が五万円から六万円です。医療費や介護保険の負担が増え、生きていけないという声を聞きます。この都議選で小松きょう子候補に本当に勝たせたい」と語気を強めました。