2005年6月26日(日)「しんぶん赤旗」

東京都議選

共産党対「オール与党」
対決軸が日々鮮明に

志位委員長が訴え


写真
共産党です
都政を住民の手に取り戻そうと、法定ビラを配布する北多摩1区の「かえるネット」の青年=25日、東村山市

 日本共産党の志位和夫委員長は二十五日、東京都内の演説で、都議選の対決構図について、マスコミも「石原都政への賛否も焦点に」「都議会は『共産党を除くオール与党』体制になった」(「毎日」二十四日付夕刊)と報じていることを紹介。「『オール与党』か日本共産党か―。これが一番の選挙戦の対決軸であることが、日々鮮明になってきています」と語りかけました。

 そのうえで(1)都民の福祉・暮らし(2)税金の無駄遣い(3)平和と民主主義―の三つの熱い争点での日本共産党の議席の値打ちを解明しました。

 そのなかで、首相の靖国神社参拝について、海外マスコミでは、米紙ニューヨーク・タイムズに続き、米国最大の全国紙で世界百カ国に読者を持つUSAトゥデーが「東京の神社がアジア中の怒りの的」と批判の大特集をしたことをあげ、「参拝に固執すれば、日本が世界で生きていく道を失う。いまからでも参拝中止の決断を」と求めました。

 また志位氏は、この四年間の都議会で日本共産党だけが党独自の条例提案を六回おこない、その内容が老人医療費助成や介護手当、心身障害者の医療費無料化など福祉や暮らしの各分野にわたっていることを紹介。日本共産党が、悪政をチェックするだけではなく「きちんとみなさんの願いを条例にし都議会に提出している唯一の政党です」と訴えると、聴衆から大きな拍手がわきおこりました。