2005年4月25日付「しんぶん赤旗」に掲載

都民に希望開く選挙に

志位委員長・市田書記局長ら各地で訴え

東京都議選 告示まで2カ月


 東京都議選(六月二十四日告示、七月三日投票)の告示まで二カ月となった二十四日、日本共産党は志位和夫委員長、市田忠義書記局長を先頭に都内各地で都議選での勝利・前進を訴えました。

 北多摩一区(定数三)での小松きょう子都議の勝利を目指し、武蔵村山市民会館で開かれた党演説会には、約九百人が集まりました。武蔵村山市の荒井三男市長や画家の狩野光男さんがあいさつ。続いて登壇した志位氏は「国政と都政での、それぞれの政党の値打ちを見極めてほしい」と語りかけました。

 そのなかで、国政と都政で、悪政を競い合う自民・公明、民主による「オール与党」と対決する日本共産党の役割を解明。都政では、(1)福祉切り捨て(2)巨大開発のムダ遣い(3)「日の丸・君が代」の押しつけ―の三つの害悪をストップさせる上での日本共産党のかけがえのない値打ちを力説しました。

 都議会の「オール与党」が、石原都政と二人三脚になって、これらの害悪の“推進役”になっていることを、議事録をもとに具体的に告発。「『オール与党』に厳しい審判を。都民にとって夢と希望をひらく選挙にしましょう」と訴えると、聴衆から大きな拍手が送られました。

 武蔵村山市の松下文代さん(62)は「志位さんの話を聞いて、国政でも都政でも、私たちの希望とは反対に、『オール与党』の悪政で税金が無駄に使われていることがわかった。共産党をのばして都政を変えたい」と語りました。

 市田書記局長は、西武池袋線・東久留米駅西口で、九百人の聴衆を前に街頭演説。福祉と、廃止が計画されている都立清瀬小児病院を守ろうの声、平和と憲法九条を守ろうの声を集めて、北多摩四区(定数二)で、しのはら重信候補=新=の勝利をなんとしてもと訴えました。

 都議選にむけた演説会はこの間、選挙区ごとに開かれ、志位、市田両氏のほか、小池晃参院議員、山口富男衆院議員らがかけつけ、日本共産党への支持を訴えています。