2005年1月24日(月)「しんぶん赤旗」
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参院選後、最初の大型選挙として各党が総力をあげる北九州市議選。日本共産党の志位和夫委員長は三十日の投票まで一週間と迫った二十三日、北九州市内四カ所をかけめぐり十人全員勝利を訴えました。街頭演説はどこでも通行の人が足をとめるなど、のべ三千人近くの聴衆が集まりました。志位氏の演説の節々で掛け声があがるなど、熱気にあふれました。(4面に演説要旨)
同市議選は、各党党首が北九州入りするなど文字通りの大激戦。この日も他党は、企業、労組動員でローラー作戦を展開するなど、しのぎを削るたたかいとなっています。メディアも「1000億円の失敗不問」とムダ遣いの「オール与党」を批判する中、「公共事業の適正化」などと弁解を始める候補もでています。
志位氏は、「『オール与党』か日本共産党か、政党間の対決構図は、いよいよはっきりしてきました」と指摘。日本共産党市議団が果たしているかけがえのない値打ちについて、(1)国の悪政にたいして市民の利益にたってはっきりモノをいう役割、(2)巨大開発のムダ遣いをただす役割、(3)住民の福祉と暮らしを守る建設的提案をおこない市民とともに実現に力を尽くす―の三点をあげ、具体的に紹介しました。
最後に志位氏が「市議会で暮らしを守る大黒柱の役割を果たす日本共産党の十人の議席、一人も欠かすわけにはいきません。最後までご支援を広げ、全員当選を果たすために力をおかしください」と訴えると、聴衆から大きな拍手がわき起こりました。
八幡東区の加来浩佶(ひろよし)さん(66)は、「共産党の十人が当選すれば、市議会でいろんなことができると本当に確信できた。『オール与党』の候補に負けていられませんよ。残りの期間、必死でがんばります」と話していました。