2005年1月3日(月)「しんぶん赤旗」

「苦難と要求あるところ共産党あり」を合言葉に

CS番組で志位委員長

党の実力つける年


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星浩朝日新聞編集委員の質問に答える志位和夫委員長=党本部

 日本共産党の志位和夫委員長は一日放映のCS番組・朝日ニュースター「各党はいま 新春スペシャル」に出演し、星浩・朝日新聞編集委員の質問に答え、二〇〇五年の抱負などについて語りました。

 〇五年をどんな年とするかについて、志位氏は、第一に、「『国民のみなさんの苦難と要求あるところ日本共産党あり』を合言葉に、各分野、各層で要求にもとづく運動、たたかいを広げたい」とのべました。とくに憲法九条を守り、生かす運動について、「九条の会」など草の根の運動が全国に広がったことにもふれながら、「憲法を守る問題、くらしの問題、あらゆる問題で、国民の要求や苦難にこたえたたたかいと運動をおこしたい」と強調しました。

 第二に、志位氏は、「私たちの党の実力をつける年にしたいと思っています」とのべ、昨年の党大会で決めた新しい綱領の内容を身につけ、国民に語り広げる運動を強めること、「しんぶん赤旗」の読者を増やし、内容もよくしていく努力をはかること、などをあげました。

 志位氏は、通常国会で審議される〇五年度予算案について、一九九七年に橋本内閣が九兆円負担増で大不況を招いたときの再現になりかねないとの懸念が経済界や閣僚、与党からもあがっていることを指摘。当時は国民の所得が伸びていたが現在は年間で約四兆円も減っており、強行すれば「破壊的な作用は前回以上だ」と批判し、庶民増税・国民負担増を許さないたたかいを国会内外ですすめていく決意を語りました。

 志位氏はまた、「政治とカネ」、郵政民営化、イラク、北朝鮮問題などについて質問に答えました。