2004年10月19日(火)「しんぶん赤旗」

庶民大増税 こりゃひどい

年金問題追及の志位委員長 傍聴者と懇談


 日本共産党の志位和夫委員長は十八日、衆院予算委員会での質問後、神奈川、千葉、山梨の南関東地域から駆けつけた傍聴者と懇談しました。

 年金問題で小泉内閣を追及した志位委員長は、基礎年金の国庫負担を三分の一から二分の一に引き上げる財源に、所得税・住民税の定率減税の廃止であてようとする計画に対し、グラフを使いながら「庶民大増税」の実態を暴きました。

 懇談で志位委員長は、「この問題は、政府がずっと隠してきた問題で、次には消費税大増税が待っています」と指摘。「ひどいと思うのは、法案を通した後に増税を言い出すことです。国民に都合が悪いことを隠すことは、本当に許しがたい。大増税路線に真っ向から対決する論陣を張っていきたい」と語りました。

 パートを終えて、千葉県市原市から駆け付けた女性(56)は「定率減税の縮小で働く庶民はますますつらくなり、お金持ちはますます楽になる。『これはあまりにもひどい』という庶民の声を志位さんは言ってくれた。きょうの話をみんなに伝えたい」といいます。

 初めて国会を傍聴した男性(74)=市原市=は「庶民には増税をおしつけ、大企業には大幅減税だなんて不合理極まりありません。国民の声を代弁できるのは共産党だけ。次の選挙で大きくしたい」と話し、男性(79)=横浜市港南区=も「共産党の質問時間を増やすため、私も腹をくくって頑張りたい」と語りました。

 懇談には、小池晃参院議員、大森猛前衆院議員、畑野君枝前参院議員、花田仁・国会議員団山梨事務所長が出席しました。