2004年9月17日(金)「しんぶん赤旗」

臨時国会の早期召集を

共、民、社党首

衆院議長に要求書


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河野洋平衆院議長(左端)に臨時国会召集要求書を手渡す3野党党首。右から2人目は志位和夫委員長と、岡田克也民主党代表(その左)、福島瑞穂社民党党首=16日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長、民主党の岡田克也代表、社民党の福島瑞穂党首は十六日、国会内で会談し、年金問題、日本歯科医師連盟(日歯連)にからむ献金問題、イラク問題など、ただちに議論すべき課題が山積しているとして、早期の臨時国会召集を内閣に求めることで一致しました。

 三党首は会談後、国会内で河野洋平衆院議長を訪ね、三野党所属議員百九十三人による内閣への臨時国会召集要求書を手渡し、同時に徹底審議のために十分な会期幅をとることを河野議長に求めました。

 河野議長は、「趣旨は理解できる。政府に伝える」とのべました。三党首は「議長としての主体的なリーダーシップをお願いする」と重ねて求めました。

 臨時国会の召集については、憲法五三条で、衆参いずれかで四分の一以上の議員が求めれば、内閣は召集を決定しなければならないと定めています。