2004年7月7日(水)「しんぶん赤旗」

消費税問題「よく分かった」

福島、宮城/志位委員長訴えに拍手


 日本共産党の志位和夫委員長は六日、福島県郡山市、福島市、宮城県仙台市で街頭演説にたち、年金、消費税、イラク、憲法問題など選挙で問われている問題を縦横に語り、「二十一世紀にみんなが安心し、希望をもって生きられる日本をつくっていこうではありませんか。みなさんの絶大なご支持を日本共産党の候補にお寄せください」と熱く訴え。どこでも「そうだ」「がんばるぞ」という声が次々飛び、拍手がわきおこりました。

 最高気温が郡山市で三二・七度、福島市で三四・四度と平年を七度も上回る猛暑の中、平日の昼間にもかかわらずJR郡山駅前には千人、JR福島駅前には千五百人がつめかけました。「大増税許すな」と書かれたそろいのうちわをあおぎながら、志位氏と大門みきし比例候補、あべ裕美子選挙区候補の汗だくの訴えに耳を傾けました。

 志位氏が「財界主役」の政治のゆがみを告発する中で、消費税が大企業の減税の穴埋めに使われてきたことなどを解明。福島駅前で遠巻きに自転車を止めて聞いていた男性(39)は、「福祉の財源問題で欧州との違いがよくわかりました。法人税があれほど減らされ、大企業が優遇されているとは知りませんでした。勉強になりました」と話していました。

 宮城県仙台市のJR仙台駅前には、宣伝カーを取り囲むように四千五百人が歩道橋をうめ、足を止めて、志位氏、大門候補、遠藤いく子選挙区候補の訴えに盛んな拍手と声援を送りました。