2004年7月5日(月)「しんぶん赤旗」

最低保障年金制度「すごくいい」の声

神奈川、埼玉で志位委員長訴えに期待


 参院選投票日前、最後の日曜日となった四日、日本共産党の志位和夫委員長は激戦となっている神奈川、埼玉両県の街頭から「日本共産党への支持を最後の最後まで広げてください」と力強く訴えました。

 神奈川県川崎市のJR武蔵溝ノ口駅前では、はたの君枝選挙区候補とともに、歩行者デッキに特設した演台から五千人を前に演説しました。

 志位氏は「税金の使い方と集め方を改める改革をやれば、十八兆円の財源がつくれます」とのべ、日本共産党の「最低保障年金制度」を紹介。「大きな改革をやる立場にたてば国民に新たな負担を求めなくても安心な年金を保障できるのが日本共産党の提案です。この道をいっしょに進もうではありませんか」と訴えました。

 買い物帰りに足を止めた川崎市高津区の会社員の女性(44)は「このところ選挙に行かず、だれが出ているかも知らなかった。苦労した両親は、いまは二人で月十一万円の国民年金で暮らしているので、共産党の年金の提案はすごくいいと思います。土台の月五万円があるだけでも、食費ぐらいはまかなえるのではないですか」と期待します。

 埼玉県さいたま市のJR大宮駅西口では、歩行者デッキ上で三千人の人たちが志位氏と大門みきし比例候補、あべ幸代選挙区候補を取り囲むように次々と足をとめ、訴えに耳を傾けました。川口市のJR川口駅前には二千二百人がつめかけました。

 導入以来十六年間で国民一人あたり百二十万円も消費税をとられ、大企業の減税に使われてきたとの志位氏の解明に、さいたま市の女性(65)は「年間百万円足らずの年金暮らしなのに、十六年間で百二十万円も消費税をとられていたなんて驚いた。民主党といっても元自民党の人ばかりだから、平気で消費税値上げをいえるんでしょう。志位さんの話を力に支持を広げていきたい」と話していました。