2004年6月29日(火)「しんぶん赤旗」

平和な日本築く党を

札幌で5千人前に志位委員長が訴え


 日本共産党の志位和夫委員長は二十八日、参院選公示後初めて北海道入りし、札幌市中央区で大門みきし参院比例候補、岡ちはる同北海道選挙区候補とともに支持を訴えました。五千人の聴衆が志位氏らの演説に耳を傾けました。

 「選挙の争点ははっきりしました」と述べた志位氏は、年金、消費税、イラク、憲法などの問題について日本共産党の立場を自民・公明、民主と対比させて、一つひとつ解明しました。

 小泉首相が「集団的自衛権の行使」のために改憲を公然と主張しはじめたことを批判。北海道の陸自矢臼別演習場に在沖縄米海兵隊を移転させる構想に触れ、「北海道の素晴らしい大地を破壊する『基地国家』は我慢がなりません。安保をなくして、基地のない、平和な日本をつくりましょう。『改革』をいうならそういう改革こそが求められるのではないでしょうか」と呼びかけ、大きな拍手を受けました。