2004年4月9日「しんぶん赤旗」南関東版

ダッシュ参院選
神奈川・湘南地区委 党演説会成功で弾み

過去最高の参加者に確信

さっそく党勢拡大・対話

 神奈川県の日本共産党湘南地区委員会は、志位和夫委員長を迎えて六日に藤沢市内で演説会を開き、約千人の参加で成功させました。それを力に、参院選勝利をめざし、小池晃(比例代表候補)、はたの君枝(神奈川選挙区候補)両参院議員への支持拡大、「しんぶん赤旗」読者拡大の取り組みを広げています。

共感を広げた志位委員長の話

 演説会で、志位委員長はサービス残業や年金大改悪、自衛隊のイラク派兵や米軍基地問題など聴衆の関心にかみあうテーマを取り上げて、その根っこに「大企業・財界の横暴勝手」「アメリカいいなり」という自民党政治の二つの異常なゆがみがあり、それをただして「国民が主人公」の日本をめざす「日本改革の提案」を語りました。

 志位さんの訴えはわかりやすく、聴衆に共感と確信を広げました。

 共産党の演説会に初めて参加した女性(26)=看護師=は「税金を上げるのではなく、軍事費や公共事業を減らすという話は、私も感じていたことです。自分の思いと一致する共産党にがんばってほしい」と期待を語りました。

小池、はたのさんかならず国会へ

 藤沢市内で働く党後援会員の女性(53)は「後援会の仲間と職場の同僚や退職した人をまわって参加を呼びかけました。職場では、派遣社員が増え、残業や休日出勤も大変です。志位さんの話を聞き、小池さん、はたのさんを勝たせなければ、私たちの生活を守れないことが分かり、すっきりしました」と決意を新たにしていました。

 参加者からの感想アンケートにも「厚木基地での米軍機の爆音はまったくひどいものがあります。日本共産党が先頭に立ってこれとたたかっている姿を広範な市民に知らせ、支持を広げたい」「今まで以上に、共産党の提案・活動に興味を持ちました。もっと強い日本共産党になるよう協力していきたい」などの声が寄せられました。

 新日本婦人の会藤沢支部内党後援会は、演説会に向けて会員を訪問し、読者を七人、党員も二人増やして、約百人で参加しました。

 演説会の翌日には、六人が参加して、若い母親たちを訪ね、「三十人学級を求めて国会で繰り返し質問してがんばってきたのが、はたのさんなのよ」と対話、読者を二人増やしました。

 同後援会世話人の女性(45)は「志位さんの話を聞き、共産党がめざす方向に政治と社会を変えてこそ、子どもたちをすこやかに育てることができると感じました。四月末までに、会員の一割の読者を実現し、支持も大きく広げたい」と話しています。

 沼上常生地区委員長(45)は「地区委員会が独自に取り組んだ演説会としては、過去最高の参加者となりました。会場で三人が入党し、神奈川土建一般労組内の後援会も、二人の党員を迎えるなど演説会が力となり活動が広がっています。この勢いをさらに広げ、参院選勝利に全力をあげたい」と話しています。