2004年2月4日(水)「しんぶん赤旗」

京都をよくしたい すべての人の

共同で広原さんの勝利を

京都市長選 志位委員長が訴え


 八日投票の京都市長選で、広原もりあき候補(63)=前京都府立大学学長=の必勝へ、「2004春・京都市民ネットワーク」は三日夜、京都駅前で街頭演説を行いました。二千人をこえる聴衆を前に、広原候補や「市民ネット」代表とともに、日本共産党の志位和夫委員長が「共同の輪を広げて勝利をつかみとろう」と力をこめて訴えました。

 広原候補は、景観、中小企業・伝統産業を守り、福祉を進めるまちづくりの政策を示し、「美しい京都、平和な京都を守りたい」と決意表明。「市民ネット」共同代表の折田泰宏氏、「山とみ」のおかみ柴田京子さん、NGOイラク救済基金の大平直也代表が、広原候補への支持を呼びかけました。

 志位委員長はまず、「全国が注目する市長選挙。まちづくりの専門家を選ぶのか、まちこわしの現市長か」と指摘。この日、自衛隊本隊のイラク派兵を強行した問題で、「支持」とする現市長に、キッパリ反対する広原勝利で「京都から平和の声を発信しよう」と呼びかけました。

 市政問題では、財政破たん、景観破壊の二つの争点を解明し、「くらしとまちなみを守る市政をつくる政策を示しているのは広原さん」と強調。一方で相手陣営が「共産党をたたきつぶす選挙」などというのは、民主主義否定の立場だと批判し、広原さんが、立場の違いをこえて“京都をよくしよう”と一致するすべての人の大同団結を呼びかけていることこそ民主主義の立場だとして、「共産党は広原市長誕生のために全力をつくす」と述べ、大きな拍手に包まれました。