2003年10月23日(木)「しんぶん赤旗」

2つの“政治悪”切り替え

「国民が主人公」の日本を

CS番組で志位委員長 共産党の改革語る


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CS「朝日ニュースター」に出演する志位和夫委員長(左)。聞き手は梶本章朝日新聞論説委員

 日本共産党の志位和夫委員長は二十二日放映のCS放送・朝日ニュースターの「各党はいま」に出演し、梶本章・朝日新聞論説委員の質問に答え、総選挙での日本共産党の日本改革の提案について語りました。

 志位氏は今回の総選挙の特徴にふれ、「国民が感じている苦しみや不安をたどれば、財界主役、米国いいなりという二つの“政治悪”にぶつかる。これをおおもとから切り替えて、『国民が主人公』の日本をつくろうという日本改革の提案を訴えたい」とのべました。

 梶本氏が「今回の総選挙では『政権選択』が問われるといわれているが」とのべたのに対し、志位氏は、「『政権選択』といっても、中身を見れば、消費税増税や憲法改悪といった重大問題で(自民党と民主党が)同じレールの上を競い合っている。自民党政治の同じ枠のなかでの『改革』は行き詰まっている。その枠組みを変えようというのが日本共産党の主張だ」と強調しました。

 志位氏はこのほか、社会保障の財源や道路公団と郵政事業の民営化、イラク「復興」支援などの問題で日本共産党の政策を解明しました。