2003年10月20日(月)「しんぶん赤旗」

“財界主役・米国いいなり”の“政治悪”ただし
「国民が主人公」の日本めざします

広がる人波1000人の熱気 志位委員長が訴え

東京・池袋


 日本共産党東京都委員会は十九日、買い物客でにぎわう東京・池袋駅東口で街頭宣伝を行い、志位和夫委員長、若林義春都委員長(比例東京ブロック候補)が訴えました。志位氏の演説中には、人波が次第に広がり、聴衆は千人にのぼりました。


 志位委員長は総選挙について「東京では比例代表で現有二議席を必ず守りぬいて、三つ目に挑戦します。絶大なご支持を日本共産党にお寄せください」と訴えました。

 先日、マスコミから「共産党の改革と他党の『改革』とどこが違うのか」と聞かれたさいに、志位氏が「国民の苦しみや不安、平和の危機の根っこをたどると、“財界主役”と“米国いいなり”という二つの“政治悪”にぶつかる。この二つの“政治悪”をおおもとから変え、『国民こそ主人公』の日本への改革をはかろうというのが日本共産党の立場です」と答えたことを紹介しました。

 経済の改革、外交・安保の改革、消費税大増税と憲法改悪の二大悪政への態度をめぐり、日本共産党の政策を詳しく解き明かすとともに、自民党と民主党をひもつきにし、意のままに悪政を推進しようという財界のくわだてを告発。「財界ひもつきとは一切無縁の日本共産党でこそ、政治を変えられるのではないでしょうか」と訴え、大きな拍手と声援を受けました。

 若林候補は、「内政・外交をリードし、くらし・経済でも重要な役割を果たしてきた東京の日本共産党の衆院二議席を確保し、三議席に前進するために大きなお力添えを」と訴え、大きな拍手を受けました。山本としえ東京十区候補も、比例選挙での日本共産党への支持を訴えました。

 志位委員長の姿に、若い女性二人連れが「テレビに出ている人じゃない?」と顔を見合わせ、デジタルカメラで写真を撮る青年の姿も見られました。

 買い物帰りに立ち止まって訴えを聞いていた池内郁(かおる)さん(33)=写真家=は、「いまの政治を見ていると、消費税が増税されそうな予感がする。共産党は、ぜひ今の主張を繰り返していただいて増税に抵抗してほしい。自衛隊のイラク派遣問題も、はっきり反対しているのは共産党だけ。今日の話はよくわかった。もっと、多くの国民に知らせてほしい」と拍手を送っていました。 訴えを聞いた奥山雄介さん(31)=清瀬市=は「日本の社会保障は本当に低く抑えられているんですね。志位さんの話を聞いてそう感じました」と語りました。