2003年9月20日(土)「しんぶん赤旗」

日本共産党が伸びてこそ政治は変わる

総選挙 21世紀の日本の進路問うたたかい

京都の演説会に6500人 志位委員長が訴え


写真

会場いっぱいの参加者に訴える志位和夫委員長=19日、京都市

 十月解散・十一月総選挙の動きが一段と強まるなか、日本共産党の志位和夫委員長は十九日夜、京都市内の「みやこめっせ」で開かれた日本共産党大演説会で、ゆきづまった自民党政治に変わる日本共産党の日本改革の提案を示し、「日本共産党を伸ばしてこそ、政治は変えられる」と大きな支持を訴えました。

医薬品小売商組合の役員も

 党京都府委員会主催の演説会には、過去最多のバス六十五台での参加など、雨のなか、第一・第二会場を埋める六千五百人が参加。志位氏や各候補らの訴えに、聴衆は大きな拍手や声援を送り、会場は熱気に包まれました。

 演説会では、政府の規制緩和の対象業界である、京都府医薬品小売商業組合の木尾昭文常務理事が「唯一、私たちのような立場を大切に考えてくれるのが日本共産党。総選挙では大躍進してほしい」と期待をのべました。

 志位氏は「総選挙は、二十一世紀の日本の進路が大きく問われる選挙。対決の焦点は、自民党政治の古い枠組みをつづけるのか、日本共産党が提唱している日本の民主的改革か、にある」とのべ、来る総選挙で問われる生活不安、対米追随外交、憲法九条の三つの問題で、日本共産党の改革提案を明らかにするとともに、社会の道義的危機と子どもの問題での国民的対話と運動を呼びかけました。

 衆院比例近畿ブロック・京都一区の、こくた恵二衆院議員・国対委員長、同・京都五区の吉田さゆみ、同二区の原としふみ、同三区の石村かず子、同六区の矢口まさあき、同四区の成宮まり子の各候補と西山とき子参院議員が決意を表明。井上哲士参院議員が司会をつとめました。

 また、民主市政の会が来年の京都市長選への出馬を要請している龍谷大学の広原盛明教授が「会」に寄せた決意の言葉―「今の市政を変え、世界に誇れる『日本の顔』としての京都をよみがえらせるため、力を尽くしたい」が紹介されました。

 党演説会に初めて参加した、大学生の助定芳浩さん(19)は、「政府にはムダな税金のつかい方をやめ、真剣に雇用対策にとりくんでほしい。これ以上フリーターを増やしては困ります。ぜひ共産党に頑張ってほしい」と話していました。