2003年7月27日(日)「しんぶん赤旗」

不破議長がチュニジアへ出発

志位委員長ら見送り


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チュニジアへ出発する不破哲三議長(右から3人目)、緒方靖夫参院 議員(左端)、森原公敏国際局次長(右端)と、見送りの志位和夫委員長 (右から2人目)、市田忠義書記局長(左から2人目)=26日、成田空港

 日本共産党の不破哲三議長は二十六日昼、成田空港から、アフリカの地中海沿岸にあるアラブ・イスラム国家チュニジア訪問に出発しました。

 これは、チュニジアの政権党・立憲民主連合(党首はベン・アリ大統領)からの招待によるもので、不破議長は、七月二十八日から首都チュニスで開かれる同党の大会に出席します。

 不破議長は、出発に先立ち、成田空港で、見送りの志位和夫委員長、市田忠義書記局長、浜野忠夫副委員長、西口光国際局長、上田均常任幹部会委員とあいさつを交わしました。

 不破議長は、代表団を紹介しながら、アラブ、イスラム諸国の間で重要な位置をしめるチュニジア訪問への抱負を語りました。(あいさつ別項)

 志位委員長は、「チュニジアはヨーロッパ、アフリカの接点の国です。今回の訪問が大きな成果をあげられることを期待しています」と激励の言葉をのべました。


出発にあたり 不破議長があいさつ

 日本共産党の不破哲三議長は、チュニジア訪問の出発にあたり、次のようにのべました。

 チュニジアからの今回の招待は、私たちにとって、たいへんうれしいものでした。私たちはいま、イスラム諸国、非同盟諸国とのあいだに友好と交流の関係を広げることが、外交活動の重要な課題だと考えていますが、チュニジアは、そのアラブ・イスラム世界で、また非同盟諸国のあいだで、重要な地位をもつ国だからです。そして、チュニジアの政権党・立憲民主連合が、二十一世紀の最初に開く党大会に、日本で活動している私たちの党に招待を寄せたことは、この国が、二十一世紀にふさわしい広い視野とすすんだ立場で世界を見ていることの現れだと、感じました。

 チュニジアは、イスラム世界とヨーロッパ、アフリカ、アジアを結ぶ大事な交差点でもあります。

 今回の訪問が、チュニジアと私たちの友好の関係を深める画期的な機会となることを願い、またこの大会に集まるイスラム諸国やヨーロッパ、アフリカ、アジアの国ぐにのあいだに新たな友人をつくる機会となることを期待して、出発したいと思います。


チュニジア立憲民主連合大会に参加する日本共産党代表団

(団長)
 不破哲三 党中央委員会議長、衆議院議員

(団員)
 緒方靖夫 党常任幹部会委員、国際局長、参議院議員

 森原公敏 党幹部会委員、書記局員、国際局次長

(随員)
 浅田信幸 「しんぶん赤旗」パリ駐在記者

 尾崎芙紀 党国際局員