2003年4月14日(月)「しんぶん赤旗」

いっせい地方選前半戦の結果について

志位委員長が記者会見


 日本共産党の志位和夫委員長は、いっせい地方選挙の前半戦の大勢が判明した十四日未明、党本部で会見し、次のようにのべました。

 一、まだ開票中ですが、道府県議選では、残念ながら、現有議席の確保は難しい情勢です。

 私はまずこの選挙戦で、ご支持いただいた有権者のみなさん、ご奮闘してくださった党員のみなさん、後援会員のみなさん、支持者のみなさんに心からのお礼を申し上げたいと思います。

 一、選挙戦で私たちは、イラク戦争に反対し、世界の平和のルールを守るということを正面から訴えました。また医療費の値上げをはじめ国民負担増政策に反対し、国民の暮らしを支える政治への転換を訴えました。地方政治では、わが党以外の「オール与党」による、巨大開発優先、福祉と暮らし切り捨てという、「逆立ち」した政治のあり方をただそうと訴えました。これらの訴えは、今後に大きな意義をもつものだと確信をもっています。公約実現のために力をつくすものです。

 一、長野、徳島など、貴重な前進をかちとっているところもあります。個々の選挙の教訓については、それぞれの得票などをよく分析し、今後に生かしたいと思います。前半戦の教訓を生かして、後半戦では必ず前進に転じることができるように、力をつくしたいと決意しています。