2003年4月12日(土)「しんぶん赤旗」

いっせい地方選 前半戦あす投票

最後までの奮闘が勝敗わける

日本共産党支持の輪を広げに広げぬこう

志位委員長先頭に全力


 いっせい地方選前半戦の投票日があす十三日に迫りました。十知事、一政令市長、四十四道府県議、十二政令市議の選挙が激しくたたかわれ、日本共産党は、各候補の勝利をめざし全力をあげています。十一日には、志位和夫委員長が埼玉県の戸田、新座、春日部の三市をかけめぐり、市田忠義書記局長が京都、大阪、筆坂秀世政策委員長が福岡、上田耕一郎副委員長が長野に入り気迫をこめて訴えました。公明党の神崎武法代表は広島入りし、「いいかげんな共産党に負けるわけにはいかない」などと、相変わらずの反共演説。また、日本共産党の政党ポスターに悪口を書いた紙を張ったり、候補者演説を妨害するなど、卑劣な攻撃も強まっています。日本共産党の支部・後援会は、“最後までの奮闘が勝敗を分ける”と、電話による対話・支持拡大、街頭宣伝を展開しています。


最大の焦点は日本共産党か「オール与党」かの選択

平野、住之江、港区 市田書記局長が訴え

大 阪

 日本共産党の市田忠義書記局長は十一日、告示後二度目となる、大阪入りをし、雨の中、住宅街、商店街、屋内で日本共産党の躍進へ絶大な支持を訴えました。

 大阪府平野区では、府議選(定数三)で塩谷としお府議団長が自民、公明、無所属の三人と、市議選(定数六)では、いなもり豊=現=、岩永いっせい=新=の両候補が自民二、公明二、民主一、無所属一の六人と激戦をつづけています。

 市田氏は、「九日間の選挙戦で、最大の焦点は日本共産党か、『オール与党』か、二つに一つの選択とはっきりしてきました。くらし、平和、自治体らしい自治体をの願いは、こぞって日本共産党へ」とよびかけ、イラク戦争、暮らし、地方政治の三つの争点で日本共産党の立場を鮮明にし、戦争推進の自民、公明、巨大開発・暮らし破壊の民主を含む「オール与党」政治を厳しく批判、党の躍進を訴えました。

 住之江区では、府議選(定数二)、市議選(定数四)とも党の議席は空白。上田ルナ府議候補、あだち義孝市議候補が、なんとしても党の議席をと「オール与党」勢力の現職を猛追。港区では、府議選(定数一)で、現職の西原みゆき候補が「オール与党」勢力と正面から対決、市議選(定数三)で、おおつき一成候補が今度こそ議席をと奮闘しています。

 市田氏は、日本共産党の府、市議団がこの間、府民の運動と結んで築き上げた乳幼児医療費助成制度の拡充などの実績を示し、「日本共産党の躍進でこそ政治は変えられる、躍進の条件を現実のものにするかどうかは、これからのがんばりにかかっている。残る期間、支持を広げに広げぬいて躍進させていただきたい。勝ち抜かせていただきたい。住民の手に地方自治を取り戻すため最後まで大きなご支援を」と熱烈に訴えました。


若林さん

戦争推進勢力に審判を

知事選勝利、党躍進訴え

東 京

 日本共産党の若林義春都知事候補は十一日朝、第三波となる全都いっせい駅頭宣伝の先頭に立ち、JR青梅線小作(おざく)駅前で、いっせい地方選後半戦をたたかう青梅、羽村、福生各市の市議候補、檜原村議候補ら百人の党員、後援会員とともに、知事選勝利と日本共産党の躍進を訴えました。小作駅は、周辺の日立、東芝、カシオなど大企業の工場や工業団地などで働く労働者の乗降の多い駅です。

 若林氏は二百人の聴衆を前に、「イラク戦争の終わり方がどうなっても、全世界の反対を無視して戦争をはじめた米英の責任は消えない。戦争反対の国際ルールを確立するたたかいは続く」とのべ、平和発信の東京への転換と、知事選に続く後半戦での日本共産党の躍進で戦争推進勢力への審判を下し、福祉を取り戻そうと訴えました。

 演説を聞いた山崎喜好さん(75)は「石原知事の弱者切り捨てを食い止めるため、若林さんにぜひ頑張ってほしい。若林さんの名前と公約を一人でも多くの有権者に急いで知らせたい」と話していました。


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