2003年3月8日(月)「しんぶん赤旗」
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日本共産党は七日、いっせい地方選挙勝利に向け、全国都道府県委員長会議を党本部で開きました。
志位和夫委員長が報告し、選挙勝利に必要な課題、とりわけ「草の根からの組織活動」を早い時期にやりきってさらに前進する、という方針を提起した一月七日の都道府県委員長会議以後二カ月間のとりくみの到達点と教訓をふまえ、とりくみを加速・飛躍させるためにいま何が必要なのかについて問題提起し、自由闊達(かったつ)な討論をよびかけました。
報告のなかで志位委員長は、「情勢を立体的につかむ」という提起が今年の情勢の展開のなかでいよいよ重要になってきていることを強調。自民党政治の危機の深さ、矛盾の表れを、イラク危機にさいしての対米屈従外交、四兆円負担増など国民生活破壊の経済政策の二つの面から明らかにすると同時に、そのなかで日本共産党の値打ちがいよいよ光っていること、それだけに反共攻撃がし烈に展開されていることを指摘。これを打破しきれば躍進への新たな道が開かれることを詳しく解明しました。
志位委員長は、報告の最後に、二つの重要なこととして、(1)東京都知事選で党公認候補を擁立したことの意義について、(2)イラク戦争に反対するとりくみで党自身がたたかいを起こし、その先頭に立つ重要性を強調しました。
会議では志位委員長の報告にこたえて、二十四人が、この間の経験や今後のとりくみについて積極的に発言しました。
志位委員長がまとめの発言をおこない、「とりくみを加速させるためにいま必要なことは、選挙勝利のための活動の“担い手”をひろげる指導に徹すること」だとして、情勢の大激動のもとでその条件が広がっていることを強調。この日の会議の成果を今後の指導に生かしてほしいとよびかけました。
会議は、志位委員長の報告とまとめの発言を拍手で確認しました。