2002年12月13日(金)「しんぶん赤旗」

志位委員長が南アジア諸国歴訪

15日から25日まで

インド、スリランカ、パキスタン


 日本共産党の志位和夫委員長は十二日、国会内で記者会見し、志位氏を団長とする日本共産党代表団が、十二月十五日から二十五日までの間、インド、スリランカ、パキスタンを訪問する、と発表しました。会見には、同代表団の団員として同行する緒方靖夫国際局長、森原公敏同次長が同席しました。


インド、スリランカ、パキスタン訪問を発表する志位和夫委員長(中央)、緒方靖夫国際局長(左)、森原公敏国際局次長(右)=12日、国会内

 志位氏は、会見のなかで、今回の南アジア訪問の目的について、「南アジアの三つの国の政府との公式の交流を始めることに大きな目的がある」とのべるとともに、「三つの国は、いずれも非同盟運動を構成する有力な国であり、この運動との共同、将来的な合流をめざす党として、世界の平和秩序の問題をはじめとする諸問題で、率直な意見交換をしたい」と抱負を語りました。

 また、三カ国への歴訪では、日本共産党と交流関係にあるインド共産党(マルクス主義)、インド共産党、スリランカ共産党との会談も予定されています。インド共産党(マルクス主義)が政権党となっている西ベンガル州の訪問も予定されています。

 志位氏は、「インド共産党(マルクス主義)は、自主独立の伝統をもち、西ベンガル、トリプラの両州で『統治の党』として実績をあげている党だ。その経験と教訓もよく見聞してきたい」と語りました。


 

日本共産党代表団の構成と歴訪の日程は次のとおりです。

 【代表団の構成】

 (団長)

 志位和夫 党幹部会委員長、衆議院議員

 (団員)

 緒方靖夫 党常任幹部会委員、国際局長、参議院議員

 森原公敏 党幹部会委員、書記局員、国際局次長

 (随員)

 尾崎芙紀 党国際局員

 山崎伸治 「しんぶん赤旗」記者

 【歴訪の日程】

 12月16日(月)〜17日(火) インド・デリー訪問

    18日(水)〜19日(木) インド・西ベンガル州訪問

    20日(金)〜21日(土) スリランカ訪問

    23日(月)〜24日(火) パキスタン訪問

    25日(水) 帰国