2002年12月10日(火)「しんぶん赤旗」

「市民が主人公」の立場で

志位委員長が篠田新潟市長と懇談


 

演説会会場で志位委員長(右)と懇談する篠田昭新潟市長(左)=8日、新潟市体育館

 日本共産党の志位和夫委員長は八日、演説会に先立ち、会場の新潟市体育館で、十一月の新潟市長選で当選した篠田昭市長と懇談しました。小日向昭一県委員長が同席しました。

 志位氏は「市長選で自民、公明推薦の候補が落選したことに注目しています。最近の選挙で日本共産党がさまざまな形で支援した候補が当選するなど、各地で変化が起こっています」とのべました。

 篠田市長は「今までのタテ型のしがらみより、ボランティアなどのヨコ型の結束力が強いこと、これまでのやり方が通用しないことを示したと思います。共産党が応援したとこがあちこちで当選しているのは、住民の共産党アレルギーがなくなっているし、反共が通用しないし選択肢にも入らないから」とのべました。

 志位氏が「長野や徳島などで車座の集会をやり、そこから大きな変化が生まれています。『住民が主人公』の立場にたてば、おのずと一致するもの」とのべました。

 篠田市長は「市長選では『市民が主人公』や『いのちと暮らし最優先』とのべ、市民の安全・安心が一番だと訴えた。そうした市政に少しでも近づけたい。政党のしがらみがないから、共産党の主張でもいい点はとりいれたい」と語りました。

 志位氏は「『市民が主人公』というのは同じ立場ですね」と話しました。