2002年3月30日(土)「しんぶん赤旗」

鈴木・加藤両議員に"逃げる先"は残されていない

横浜で志位委員長 「真相語り直ちに辞職を」


 あす三十一日投票の横浜市長選の松川康夫候補(60)の応援で二十九日、横浜入りした日本共産党の志位和夫委員長は同日夕の横浜駅前の演説で、加藤紘一元自民党幹事長の疑惑について、「今日にいたっても(議員を)辞めないといっているそうだが、加藤議員にはもう逃げる先は残されていない。残されているのは、国民の前で真相をきっちり明らかにして、議員をやめることだ」と強調しました。


 志位氏は、加藤氏の秘書が公共事業の口利きで巨額の利得を得て、秘書から加藤議員に五年間で九千万円が渡り、加藤氏の住んでいる月額百十万円もの高級マンションの家賃、生活費にあてられていたことが報じられていると指摘。「公共事業を食い物にして秘書がまきあげた金を吸い上げ、優雅な暮らしをおくっていたことまで明らかになった。議員辞職をの声を突きつけていきましょう」と訴えました。

 鈴木議員の疑惑についても、自分の利権のために日本の領土、主権までそこなうようなことまでしていた新たな疑惑が明らかになったとのべ、「これ以上、腐りきった政治はない。鈴木議員にも逃げる先はない。再喚問に応じ、議員を辞めてもらおうではありませんか」と訴えました。