2002年2月25日(月)「しんぶん赤旗」

「小泉政治の真実わかる新聞です」

外務省資料手に「赤旗」購読と入党訴え

志位委員長の街頭演説に反響

盛岡


 日本共産党の志位和夫委員長は二十四日、岩手県盛岡市の中の橋通で、「しんぶん赤旗」購読と日本共産党への入党の訴えをしました。京都や千葉などで連日訴えてきた志位氏は、冷たい風が時折吹きぬける中、一新したパネルを示して百八十人ほどの市民を前に訴えました。

 国民的な関心となっている外務省の内部資料をかかげて話す志位氏の姿を見かけて、足を止めて聞き入る市民の姿が見られました。

 志位氏は、外務省と鈴木宗男議員の疑惑にふれ(1)鈴木宗男議員の疑惑の徹底究明(2)外務省の腐敗を徹底的に明らかにする(3)首相の責任を追及する決意をのべました。

 志位氏は「いまでこそ小泉政治の正体が見えてきたが」とのべ、「改革の看板を一枚めくれば古い自民党政治」と報じた〇一年四月二十一日付の「しんぶん赤旗」がのったパネルを示し、80%もの高支持率だった小泉内閣の発足当初から「しんぶん赤旗」が国民いじめの小泉“改革”の本質を国民に明らかにしてきたことを紹介しました。

 小泉旋風に苦労したエピソードをユーモアを交えて語り「小泉旋風が吹いていたときから正面から対決してきた日本共産党と『赤旗』の値打ちが、いま光っています。この新聞を読んでこそ、政治の真実がわかります。ぜひ多くの方に読んでいただきたい」と訴えると、うなずく姿や拍手があがりました。

 また志位氏は、「サービス残業」追及や金融庁がすすめる信金・信組つぶし、医療制度改悪などに反対する国民の運動を報道してきた「国民のくらしを守るよりどころになる新聞」、また千葉のホームレス家族についての報道が全国的に反響をよび読者からの支援がよせられるなど「人間と人間とのあたたかいネットワークのある新聞」であるとのべ、紙面を示して「しんぶん赤旗」の魅力を紹介しました。

 最後に、志位氏は「国民のくらしを支える政治のためにたたかい、人間と人間とのあたたかいネットワークをつくるかなめになってがんばっているのが日本共産党です。『国民が主人公』の日本への世直しをどうかいっしょにやろうではありませんか」と訴え、大きな拍手に包まれました。

 志位氏の訴えの後「しんぶん赤旗」をもらっていく人の姿が見られました。話を聞いた男性(29)は「外務省疑惑がほかのマスコミではなく共産党や『赤旗』によって真実が明らかになるのはすばらしいことだと思う」と話していました。