2002年1月29日(火)「しんぶん赤旗」

鈴木議運委員長の圧力の問題について解明を

記者会見で志位委員長


 日本共産党の志位和夫委員長は二十八日、国会内で行った記者会見で、アフガニスタン復興支援非政府組織(NGO)国際会議への一部団体の参加拒否問題での鈴木宗男衆院議運委員長の関与について問われ、「国際会議にNGOの参加を排除しようとしたのは事実であり、鈴木氏が明らかに圧力ととらえられる行動をとったことも事実だ」と指摘し、鈴木氏を予算委員会に参考人招致し、事実関係を究明すべきだと述べました。

 志位氏は今回の問題の見方について、「公正中立な議会運営をやるべき議運委員長という立場にある人が、国際会議にNGOが参加することの是非について、まったく不当なルートで圧力をかけたとなると、これは大きな問題になる。そういう問題としてきちんと究明していく必要がある」と強調しました。

 この立場から、田中真紀子外相と鈴木氏の発言の食い違いについても真相を明らかにしていく必要があると述べました。