2002年1月25日(金)「しんぶん赤旗」

志位委員長

「口利き」疑惑―自民を追及

民主には自浄作用発揮望む


 日本共産党の志位和夫委員長は二十四日、国会内での記者会見で質問に答え、自民党の加藤紘一元幹事長の秘書や民主党の鹿野道彦副代表の元秘書などによる「口利き」疑惑について「自民党は政権党として自らにメスを入れる必要があり、追及していく。民主党も疑惑がかけられた以上、野党として襟をただしてこそ、しっかりした追及ができる。それを民主党には強く望みたい」とのべました。

 志位氏は、加藤氏秘書の「口利き」疑惑が現役秘書だった当時のものであることから、加藤氏の政治責任が問われるのは当然だと指摘。そのうえで、「鹿野氏の方も関係がないではすまされない。証人喚問は、真実を明らかにすることが目的だから、疑惑がないなら、きちんと国民に説明すべきだ。野党として、厳格な自浄作用を発揮してこそ、与党の腐敗を追及するしっかりした立場に立てる」とのべました。