2001年3月7日(水)「しんぶん赤旗」
テレビ東京系の経済報道番組「ワールドビジネスサテライト」は五日夜、日経平均株価が一時一万二千三百円を割ったニュースの関連で、日本共産党の志位和夫委員長の記者会見を報道。解説者から「共産党が株価を支えてくれる…」という感想が出されました。
番組のなかでアナウンサーが「市場をすっかり冷やしている政局がいよいよ分かりにくくなってくるなか、資本市場に一番縁遠そうにも見えるこの人までもが危機感をあらわにしました」とのべ、志位委員長の五日の記者会見から次のような発言を放映しました。
「一万二千三百円を割ってくるという事態は、十六年ぶりの大変な事態です。経済の問題でも、まったく打つ手がなくなっているというこの事態を正面からどう打開していくかということについて、われわれの対案も示して、おおいに論戦をしていきたい」
この会見内容についてアナウンサーが「森総理、現状認識の点では、志位さんの方がひょっとするとマーケットに近いかもしれません」とコメント。
この後、番組キャスターが「いまの志位さんのお話にもありましたように…」と話を向けると、テレビ東京解説委員長の内山敏夫氏は「すごかったですねぇ」「共産党が株価を支えてくれるかっていう感じでしたねぇ」と感想を語りました。