2001年3月2日(金)「しんぶん赤旗」

自民党の二重の責任が問われる

志位委員長が会見


 村上正邦前自民党参院議員会長が逮捕されたことについて日本共産党の志位和夫委員長は、一日夕の記者会見で、次のように述べました。

 村上氏の逮捕は当然だが、個人の犯罪で終わらせてはならない。この問題では自民党の責任が二重に問われている。

 第一に、直接の逮捕の容疑は、「ものつくり大学」の応援の演説をおこない七千二百万円のわいろをもらったというものだが、この演説は参院本会議で自民党を代表しての演説だった。まさに自民党の党としての責任が厳しく問われることになる。

 第二に、一番大きな問題は十八億円にのぼる党費肩代わりなどの巨額なヤミ献金が自民党に流れていたことだ。七千二百万円の受託収賄に対する断罪は当然だが、党費肩代わり問題が“本命”“本丸”であり、そこまで司直のメスが入れられるかどうかが、この問題の核心だと思う。

 国会でも党費肩代わりの問題について、国政調査権を行使して引き続き、究明に全力をあげる必要がある。



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