2001年2月16日(金)「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫委員長は十五日の会見のなかで、森喜朗首相が知人の社長からゴルフ場の会員権の名義を無償で提供されていた問題について、「事実上、贈与と同じことであり、資産公開をしていないのは資産隠しだ」とのべ、真相究明を求め予算委員会をはじめ国会で追及していく考えを示しました。
志位氏は、会員権が庶民の感覚からいっても多額な四千万円もの利益供与であることを指摘。贈与税の納税対象になれば、税額は一千数百万円にのぼることもあげ、「これは税逃れでもあり、政治的、道義的責任が深刻に問われている」と指摘しました。