2001年1月 11日(木)「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫幹部会委員長は十日午後、党本部で、東京にある香港経済貿易代表部の張敏儀(チュン・マンイー)首席代表の訪問を受け、なごやかに懇談しました。
同首席代表は、志位氏が委員長に就任したことを祝いつつ、不破哲三議長とは何回かお目にかかりいろいろ話し合ったことがあるが、志位委員長と初めてお会いできてうれしい、と切り出しました。そして、東京に着任して約一年、日本の情勢を大きな関心をもって見てきたが、今後、政局はどうなるか、などについて尋ねました。
志位委員長は、質問に答えながら、最近の政治・経済情勢の特徴をのべ、日本共産党の基本的立場と政策、他の政党との関係などを説明。党大会決定にふれながら、若者への働きかけの重要性や努力についてものべました。さらに、香港が中国への返還後、経済・通貨危機を乗りこえ、「一国二制度」のもとで順調に前進していることを喜び、二十一世紀にいっそう発展することを期待しました。
張首席代表は、香港の情勢と役割、日本との関係の重視、香港経済貿易代表部の課題と活動などを紹介。また、きたるべき参院選挙は世界中が注目すると思うが、日本共産党の成果を希望するとのべました。
懇談には日本共産党の西口光国際局長、香港経済貿易代表部の羅志康(ロー・チーホン)代表らが同席しました。