2000年12月1日(金)「しんぶん赤旗」

国会「共闘」、政策「論争」、選挙「競争」で

自公保追いつめていきたい

志位委員長 TBSラジオで語る


 日本共産党の志位和夫委員長は就任後、マスコミのインタビューが引きも切らず、三十日も早朝七時半からTBSラジオの番組「森本毅郎スタンバイ」に出演。森本さんの電話インタビューにこたえました。

 「このところ、新聞には連日、志位さんの顔がインタビューで出ていて、出まくってますね」と森本さんは切り出しました。志位さんは、「新しい時代に日本共産党がどう進むのかということが、関心をよぶ時代になったのかなと思います」。

 約十分間にわたるインタビューでは、志位さんの人となりから、新しい党の体制、党大会で採択された規約のこと、憲法と自衛隊の問題、党のめざす将来展望まで話題に。

 来年夏の参院選での野党の選挙協力の問題を問われた志位さんは、「この間の国会でも、選挙制度の改悪の問題、中川前官房長官の問題、内閣不信任案の問題など、野党が足並みそろえて森内閣を追及し、ノックアウト寸前まで追い込んだ」と野党共闘の成果を強調。国会での野党共闘は、今後も大いに自由かっ達にすすめるとのべながら、「選挙協力になると、そこまで機は熟していない」と語りました。

 そして、「お互いに野党として、自公保政権の延命を許さないという立場では共通しているわけですから、その共通の立場に立ちながら、国会では『共闘』し、政策ではさわやかな『論争』、選挙では『競争』しながら、自公保を追い詰めていきたい」と答えました。

 これをうけた森本さん。「これからも問題山積だと思いますが、若さで乗り切っていただきたい」とエールをおくりました。